弥勒世通信(光と影)

弥勒世通信(光と影)

 

 

 

 

 

どの様な仕事にも【光】と【影】が存在します。

 

ただ、同じ【光】と【闇】とは言えども そこには 性質の違いがあり、

 

一方は 光が本体であり 影は 光を下支えする為の影の努力、

 

もう一方は 影を実態とし 光は闇をカモフラージュする為のもの、

 

故に 後者の光は イミテーションのようなもの・・・の大まかに分類して

2種類あると観て下さい。

 

 

 

 

さて、わたくしが 展示会をスタートさせたばかりの頃

展示会場のオーナーさんの中には

展示会場で 綺麗に着飾って 来訪者と 

にこやかに談笑する崇尾の表の姿しか見ておらず

 

『いい~仕事ですねぇ~~っ!』

 

・・・と仰る方が ちらほら居りました。

 

そう言う方々は 搬出入作業の裏方の肉体労働の現場を知りません。

 

神絵の本体は 一柱、数十キロを越えます。

これを 時には 階段を上り下りしながら 

搬出入車へ 運び入れるワケです。

 

大の男でも なかなかハードな力仕事です。

 

展示講話会の前後 数時間には これが必ず付随しています。

 

終った後は もう くたくたです。

 

その現実を知って ようやく

 

「どんな 良さげな仕事にも 必ず 

   ハードな側面があるのだな」

 

・・・と分る様です。

 

 

良いだけ、の仕事なんてありません。

 

わたくしが 神絵制作と平行して行っている

自家菜園の手入れとて 同様です。

 

収穫の喜びは ほんの一瞬と言う事もよくあります。

 

けれど その一瞬の収穫の喜びを味わう為に 人は

何ヶ月もの 手入れや灌水作業を喜びとして行うのです。

 

この様に 物事は、すべからく 

汗水垂らして行う

【下積みの努力】によって

支えられています。

 

当然 人間生活とて 同様です。

 

この原点を忘れて 人に 真の幸福など存在し得ないのです。

 

 

 

 

大宜都比売(食物の女神)