(39)物質世界の終焉(或る農チューバーさんのお話より)

(39)物質世界の終焉

【或る農チューバーさんのお話より】

 

 

 

 

少し間が開いてしまいましたね。

失礼致しました。

 

さて、物質世は確実に崩壊して行っております。

 

世の様々な現象に振り回されるのでは無く

かと言って それらに抗うのでも無く

自らの生活を 粛々と紡(つむ)いで参りましょう。

 

先日 と或る農チューバーさんの動画を見ておりましたら

こんな事をお話されておりまして・・・

 

『キャベツが一つ10円です。

 一箱350円、それから出荷する際の手数料を

    200円ほど差し引かれます。

 手元に残るのは150円、それから更に

   運搬費、雑費が差し引かれると

 そのくらいの価格になるのです。』・・・と。

 

それに対するコメントが

 

『ひどいですね! こちらは相変らず

 1個200円でキャベツ買ってますよ!』

 

農チューバーさんは 更に 言葉を続けます。

 

『確かに高騰する時もあります。

 台風とか自然災害の時ですね。

 でも そう言う時は 日本全国が品薄になり

 当然 我が家でも 品物が生産出来ない

   状態になるのです。

 ですから いくら野菜の価格が高騰したって

 結局 収入は同じなんですよ』・・・と。

 

・・・で思いました。

 

搾取は より弱い立場のものへ向かっているのです。

そうして 今、非正規労働と言う搾取し易い

弱い立場の労働者を意図的に造って 搾取しています。

実に姑息で陰湿です。

 

けれど、人々の≪食≫を護る農家の方々への搾取は

もう ずっと長い事 行われ続けて来たのです。

 

それは 非正規労働の方々の比では無かったかも知れません。

 

この物質世とは、

まさに【弱肉強食】の【我良し、強い者勝ち】の

修羅世界だったのです。

 

誰かが暴利を貪る為に

誰かが喰い物にされていい世界が

続く道理がありません。

 

次なる世界は

 

【共存共栄の世界】です。

 

万人が皆 幸福であり 豊かな世界です。

 

さて、もう一度 先の農チューバーさんのお話に戻ります。

 

大地と供に生きる人々(農家の人々)は

とても辛抱強く 穏やかです。

 

(すべてがそうだ、とは言いませんが

 大地から常に磁場エネルギーを受けて仕事をしている分

 ≪日々の仕事がアーシング♪≫

 箱物の中で電磁波に囲まれながら働いている人々よりは

 精神衛生上 よろしいかと思われます)

 

どなたかが 以前 こんな発信をしていた事を覚えて居ます。

 

『野菜が安い時には農家にしわ寄せをし

 野菜が高騰すれば政府は中国や韓国などから

   安い野菜を輸入してしまう

 農家は飢え死にすればいい、とでも言うのか?!』

・・・と。

 

農家の方々の嘆きは、まことに深く

長い事、この搾取の世にかき消されて来ていたのです。

 

・・・で、今回 この記事を書く切っ掛けとなった

その農チューバーさんの呟きが切っ掛けとなって

この記事を書きながら

実は わたくし自身が ハッとさせられているのです。

 

そう、わたくし達は 自分達の≪食≫を護ってきてくれた

農家の方々への配慮を どれだけして来ただろうか?

・・・と。

 

過去に こんな事もありました。

 

米価格が高騰した時

【高くても安くても一定の値段で買う】と言う取り組みが為されて

その時、農家の方々は その提案に同意して

世間で米が高騰している時にも 約束を守って

安く売って下さったのです。

 

でも 翌年、米価格が下がると

消費者は そんな約束など さっさと反故にして

平氣で安い米を購入したのです。

 

平氣で農家の人々を裏切る消費者・・・

 

食をないがしろにして来たものは

必ず その人生の中で しっぺ返しをくらいます。

 

田畑に平気でゴミを捨てる人も同様です。

 

人々の大切な≪食≫を生産する田畑に

ゴミを捨てる神経の持ち主ですから

それは もう その因果によって

毒水やら毒食品を食べさせられる事になるのでしょう。

 

そう言うのを因果応報と申します。

 

物質世は確実に崩壊して行っております。

いえ、こんな歪な世は 根底から崩壊させ

まっさらな状態で 一からやり直さねば

とても 正常(清浄)な状態には戻れません。

 

今 あちこちで 問題が噴出しているのは

皆、長年 蓄積して来た

物質世での≪膿≫や≪腐敗≫が

人の世に顕現してきているのです。

 

大宜都比売

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